2017年度5月公開講座:AV出演を強要された彼女たち

— ようやく政府も動き出した・・・終了しました

対談 : 宮本節子 × 角田由紀子

※定員に達したため、事前申込を締め切りました。
なお、事前申込なく当日お越しいただいた場合、キャンセル待ちとさせていただきますのでご了承ください。
事前申込をされ遅れてきた方は、お席がご用意できない場合がございますのでご注意ください。

【日 時】2017年5月28日(日)13:30〜16:30(13:00開場)

【会 場】 東京医科歯科大学湯島キャンパス M&Dタワー2階 共用講義室1
〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45

最寄り駅
○JR御茶ノ水駅下車徒歩3分
○地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅下車1分
○地下鉄千代田線新御茶ノ水駅下車徒歩5分

【参加費】会員:500円 会員外:1,000円

私たちの立場は一貫しています。相談を寄せて下さった方の困っていること」によりそい、一緒に考えていっているだけなのです。百人百様の相談に対し、支援者がストーリーを作ることなくじっと耳を傾け、ご本人の意思を確認して必要な支援をしている、その結果として現在の業界の問題点が浮き彫りになってきているのだと思っています。
—宮本節子(ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン vol.050 より)

女性や子どもの性がポルノを消費する大人のために差し出され、大人たちはそれを「快楽」にしているのです。AVの世界では、女性がまるで「モノ」のように取引されているのです。人間としての尊厳をはぎとり、流通させている社会に生きていることに、私たちは向き合わねばなりません。目を閉ざし、考えないことは、性暴力の日常化を許すことになるのではないでしょうか。
—角田由紀子 

■講師紹介■

宮本節子(みやもと せつこ) 

地方公務員上級職を16年つとめたのち、全国社会福祉協議会社会福祉研修センター教員、日本社会事業大学付属日本社会事業学校の教員としてソーシャルワーカー育成に携わる。現在、「ポルノ被害と性暴力を考える会」世話人。著書に『証言・現代の性暴力とポルノ被害』(東京都社会福祉協議会、共著)、『ソーシャルワーカーという仕事』(ちくま書房)、『AV出演を強要された彼女たち』(ちくま新書)など。

角田由紀子(つのだ ゆきこ) 

弁護士。東京強姦救援センターリーガルアドバイザー、日弁連両性の平等に関する委員会委員。NPO法人 女性の安全と健康のための支援教育センター代表理事。安保法制違憲訴訟の会・共同代表。著書に『性の法律学』(有斐閣)、『性差別と暴力』(同)、『性と法律』(岩波新書、2013)など。