代表理事 挨拶 加納尚美(茨城県立医療大学名誉教授)
このホームページをご覧になっている皆様におかれましては、世界のみならず身近な地での平和を希求し、活動されておられることと思います。
本会、特定非営利活動(NPO)法人「女性の安全と健康のための支援教育センター」は、女性・子どもへの暴力と取り組む支援者のための非営利団体として、1999年より活動しています。私は、初代代表理事である角田由紀子から、2020年より2代目として引き継ぎ、理事および運営委員もスターティングメンバーから次の世代にバトンタッチされています。
特定非営利活動法人(NPO)が法制化された翌年である1999年に設立されて早27年目となります。NPOの数は、当時は1,196団体でしたが、2025年8月末には約5万団体になっています。この間、本会は、女性の健康と支援にこだわり、毎年多彩な講師や運営委員とともに全国からの受講参加者を迎え、研修講座を進めてきました。研修参加者は延べ3000人を超えています。研修のスタンスは、一貫して「先生」という呼称を使わないことにより、講師と受講者がともに対等な立場であることを大切にしています。それは、あらゆる暴力の温床になるのが権力構造であるという、NPO発足当時からの共通理解から由来しています。同時に研修の場での出会いが化学反応となったかのように、皆様の活動は、全国各地での政策提言、ネットワークや支援の場作り、当事者の会、研究調査等、法律改正への活動へと発展していきました。
次年度から、研修の枠組みが少し変わります。大きくは、これまでのSANEコースとAコースが、「性暴力対応看護師(SANE)コース」(1年間)と「支援者コース」の2本立てとなります。2020年の新型コロナウイルス感染症対応以降、多くの研修はWEB対応になりましたが、現在は、一部は相互の出会いおよび技術演習は対面となっています。詳しくは案内をご覧ください。
「女性の安全と健康」に向けた課題は山積しています。今後とも、本会の活動にご理解とご参加をいただき、女性の安全と健康を支援することを通じて、皆様とともに暴力のない社会の実現に向けて歩むことを期待しています。
